亡くなられた方々には心よりご冥福をお祈りいたします。
また、私自身もそうですが、被災し、生活再建ができていない皆さん。頑張って生活を再建し、防災や原発の是非など、震災で得た教訓を後世に伝えていきましょう。
さて、本題でありますが、「ふりっぷはうす問題」とは簡単にまとめると以下の出来事であります。
1,震災後、数千人の福島県民が新潟県に避難。新潟市、新潟NPO協会らが避難者交流所を開設。
2,その運営管理にあたらせるため、二名の避難者を雇用したが、その者らの乱暴な態度に、多くの避難者が苦しんだ。
3,その者らは名ばかりの避難者自治連絡協議会を名乗り、寄附を呼びかけ、得た寄付金を勝手に使い始めた。
4,その者らは、新潟県から運営補助金が出ているのにも関わらず、福島県からも補助金を得た。
5,新潟県、福島県、両県の補助金報告書を照らしあわせた事により、補助金二重受給疑惑が発覚し、報道される。
6,告発状が提出され、両県共に調査を開始する。
以上であります。
未曾有の事態で福島県から新潟県に数千人の避難者がやって来て、その支援体制の構築が、今後のモデルになるべきであったのに、避難者支援に当たらせた人物がこのような者たちで、本当に最悪のモデルケースになってしまいました。
この事は負の歴史として正確に後世に伝えなければなりません。
以下に私の調べた「ふりっぷはうすの歴史」を暫定公開いたします。
皆様から更に正確な情報を頂き、精度を上げたいと思います。
情報の提供をよろしくお願いいたします。
歴史のPDFダウンロードはこちら
http://neet.jpn.org/docs/flip_history.pdf
https://drive.google.com/file/d/12MwcnPZ-v46ct01Gs_H-cwT18Gatg4S0/view?usp=sharing
以下Web版です。
新潟市避難者交流所「ふりっぷはうす」の歴史
2011年3月11日発生の東日本大震災の影響で、数千人の福島県民が新潟県へ避難してきました。その避難者を支援しようと、新潟のNPOや行政が協力し、新潟市避難者交流施設「ふりっぷはうす」(新潟市東区猿ヶ馬場2-2-16)を開設しました。その際、二名の避難者を雇い、運営に当たらせましたが、その二名の職員の乱暴な態度や、物資の不公平な分配、勝手に自治連絡協議会を名乗り寄付金を集め使っている事などで、避難者の不満が高まっておりました。そのような中、この施設が新潟県、福島県、両県から二重に補助金を受け取っていた事が判明し、補助金詐欺、文書偽造等の疑惑が報道されました。この問題の解決を求めて、新潟県、福島県、新潟市に調査を依頼し、警察にも相談しておりますが、解決に時間がかかっています。このような状況の中、少しでも情報を知って頂き、また、情報をお寄せ頂き、問題解決に繋げたいと考え、当方で調べた情報を公開させて頂きます。ここが間違っている、もっとこういう事があった、私も寄附をした、等々、修正、追記の情報がありましたら、お寄せください。
年度
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運営形態
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事業費、寄附金等(確認出来たもの)
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出来事、備考
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●平成23年度
2011年4月
~2012年3月
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新潟市震災避難者交流促進協議会(構成4団体:新潟市、新潟市市民活動支援センター運営協議会、NPO法人新潟NPO協会、NPO法人まちづくり学校)
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●補助、委託
・380万2000円(新潟県補助)
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2011年3月11日 震災発生。村上岳志、弥彦村観山荘へ避難(3月25日の避難者名簿に記載あり)。その後新潟市へ。
2011年9月26日 村上岳志、江川潤、新潟NPO協会に採用され入社。
2011年10月17日 ふりっぷはうす開設。村上、江川が職員として着任。
2012年2月1日 村上岳志、福島県自主避難・母子避難自治連絡協議会を設立(自称、加入世帯358世帯、加入者数980名。規約、役員構成等は不明で、総会や収支報告も無く、名ばかり協議会である。)
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●平成24年度
2012年4月
~2013年3月
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1,新潟市震災避難者交流促進協議会(構成4団体:新潟市、新潟市市民活動支援センター運営協議会、NPO法人新潟NPO協会、NPO法人まちづくり学校)
2,福島県自主避難・母子避難自治連絡協議会
代表:村上岳志
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●補助、委託
・615万5000円(新潟県から促進協議会へ補助)
・933万円(福島県から連絡協議会へ補助)
・105万7000円(福島県から連絡協議会へ補助)
●寄附、助成等
・100万円 東日本大震災復興支援財団(NPO協会へ)
・82万円 東日本大震災復興支援財団(連絡協議会へ)
・50万円 東日本大震災復興支援財団(連絡協議会へ)
・不明 まちなか同志隊
・不明 東北支援チャリティライブ
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補助金不正受給疑惑が報道されている年度その①
新潟県からの補助金で、前年同様、交流所の家賃を月額35000円で計上。
しかし、福島県からも補助金を得るために、家屋の一部を連絡協議会に貸し出し、補助金申請。そしてあろうことか、福島県には家賃月額18万円で計上したのである。さらに報告書には貸主が家賃18万円を受け取った領収書を添付しているが、貸主は、ハンコも押してないし、家賃も受け取っていないと証言。以上の事から
1,補助金適正化法違反
2,詐欺
3,文書偽造
の容疑が報道され、現在調査中である。
村上岳志、福島大学で単発非常勤講師として授業を行う。
2012年11/27(火)2時限目(10:20~11:50)後期開講科目「地方行政論」
2013年12/9(月)4時限目(14:40~16:10)後期開講科目「地方行政論」
この頃から、たった2回のみのゲスト講師であったにも関わらず、「福島大学講師」等を名乗り、全国各地で講演等を行うようになる。
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●平成25年度
2013年4月
~2014年3月
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新潟市避難者支援協議会(構成2団体:新潟NPO協会、一般社団法人FLIP「代表:村上岳志」)
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●補助、委託
・998万4000円(新潟市補助)
・347万5500円(浪江町からNPO協会へ委託)
・312万円(伊達市からFLIPへ委託)
・不明 復興庁から三菱総合研究所経由で委託された避難者支援事業(全国4団体で3000万円を分割。新潟NPO協会経由)
●寄附、助成等
・50万円 BSN愛の募金から寄附
・35万円 Noism1から寄附
・5万円 明治ホールディングスから寄附
・10万円 ワールドサポート(海外)から寄附
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2013年6月27日 新潟市が直営の「新潟市避難者交流所(西区)」開設
この件で、村上らは、民営の自分達がいずれは用済みになると危機感を抱いたようである。
2013年9月12日 福島県男女共生センター事業「ボランティアセミナー現地視察研修」で西区避難者交流所に11名の視察者を連れて村上がやって来て、自らの講演会のようなもの開始しようとした。しかし視察の連絡はあったものの、講演会使用の予約は取っておらず、避難者も交流場所として使って居たため、避難者の一人が「ここはあなたの講演会の場所ではありませんよ」と言った所、村上が「お前ら(避難者)の専用の場所じゃない!お前らが出て行け!」などと口論になり、修羅場と化した。そこで村上が市の職員を呼びつけた所、市職員の古寺がやって来たので、「こいつら(利用者)を出て行かせろ!さもないと復興庁の情報は渡さないぞ!」などと脅迫したという。結局、村上は避難者を押しのけ、講演会を敢行。帰り際には育児支援を行っていた女性達にも暴言を吐き、帰っていったという。
2013年10月 鈴木氏(後の本件問題の告発者)、新潟へ。
2014年2月7日 BSNからふりっぷはうすに50万円の寄附と報道。
2014年3月14日 鈴木氏が自治連絡協議会の実態や、寄付金の使途、収支等について、ふりっぷに聞きに行った所、村上、江川らが「寄付金は俺達のものだ!使い道は俺達が決めるんだ!」と逆上。以後、鈴木氏はふりっぷへは行かなくなる。村上は鈴木氏のFacebookをブロック。
2014年3月28日 一般社団法人FLIP 法人登記
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●平成26年度
2014年4月
~2015年3月
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一般社団法人FLIP
代表:村上岳志
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●補助、委託
・1233万1,000円(新潟県補助)
・372万円(伊達市から委託)
・不明 復興庁から三菱総合研究所経由で委託された避難者支援事業(全国8団体で1億円を分割。新潟NPO協会経由)
●寄附、助成等
・245万円(タケダ・赤い羽根から助成)
・32万円(パブリックリソース財団)
・5万円(ワールドサポート。海外)
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2014年4月24日 避難者らが西区避難者交流所で寄付金、物資分配について話し合い。新潟NPO協会代表の金子さんを呼んで、村上、江川に指導を求めた。そうした所、金子さんから指導がなされたようで、それに怒ったのか、翌日、江川が西区の交流所に怒鳴りこんできて、職員の制止も聞かずに無断で屋内に上がり込み、無断で写真を撮りまくった。この事で再度、避難者らと口論になり、施設、避難者側は市の職員、議員を呼び、江川は村上を呼び、再度、修羅場と化した。結局、村上、江川はその場に居た避難者らに暴言を吐き、帰っていった。一部始終を見ていた市の職員は「今後また、村上、江川が怒鳴りこんでくるような事があれば警察を呼んでください」と言ったという。施設の女性管理者はその後、心的ショックで通院したという。
2014年5月21日 新潟市の職員が前年度事業分の監査を行った。
寄付金については、市の職員が帳簿を確認したが、使途、収支について公表していないというので、公表するよう改善指導した。しかし、村上らは指導に従わず、現在も公開されていない。
補助金不正受給疑惑が報道されている年度その②
これまで通り、元の家賃は月額35000円であるにも関わらず、新潟県に対し、家賃月額8万円で請求。こちらも現在調査中である。
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●平成27年度
2015年4月
~2016年3月
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一般社団法人FLIP
代表:村上岳志
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●補助、委託
・約1200万円(新潟県補助。事件発覚により支給保留。)
・1065万円(郡山市から委託)
・398万円(伊達市から委託)
・348万円(宮城県から委託)
・不明 復興庁から三菱総合研究所経由で委託された避難者支援事業(全国8団体で1億円を分割)
・不明 避難者の職業紹介でローソンと提携(委託費不明)
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2015年6月14日 鈴木氏、避難者支援の問題点を指摘したブログを公開。
2015年6月30日 村上、江川 新潟NPO協会退職
2015年8月24日 新潟市災害対策議連で議員らが問題を取り上げる
2015年8月末 金子洋二氏、新潟NPO協会代表退任(後に今回の騒動を受けての引責辞任だったと語る。)
2015年9月 鈴木氏、補助金二重受給疑惑について、新潟県、福島県、新潟市へ文書回答依頼提出。マスコミにも情報提供。
2015年10月末 福島県の政治雑誌「月刊タクティクス11月号」に掲載
2015年11月25日 財界にいがた12月号に掲載
2015年11月27日 鈴木氏、新潟県警に告発状提出(UX21でも放送)
2015年12月10日 新潟日報掲載
2015年12月4日、8日、10日 朝日新聞新潟版に連載
2016年2月7日 朝日新聞新潟版
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●関連記事【新潟市避難者交流施設「ふりっぷはうす」の詐欺疑惑を追え!シリーズ】
①東日本大震災による福島県からの避難者支援体制の研究~新潟県新潟市の場合~不透明な寄付金使途
②新潟の避難者交流施設ふりっぷはうす、一般社団法人FLIPの村上岳志さんは本当に大学の先生なの?
③新潟県の避難者支援を騙る問題人物、一般社団法人FLIPの村上岳志、ついに法人格詐称か!?
④新潟市の避難者交流所「ふりっぷはうす」に補助金詐欺疑惑!
⑤新潟市避難者交流所「ふりっぷはうす」補助金不正受給疑惑の新聞記事まとめ
⑥東日本大震災から5年。新潟市避難者交流施設「ふりっぷはうす」問題の歴史をまとめました。
⑦郡山市議会で一般質問!伊達市議会に陳情!補助金不正受給疑惑の新潟市避難者交流施設「ふりっぷはうす」一般社団法人FLIP(代表:村上岳志)に追求の声続々!
⑧ついに新潟県が結論!”東日本大震災避難者交流施設「ふりっぷはうす」への補助金について交付決定の一部を取り消して返還を命じます”
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