新潟で栄華を誇った豪農の伊藤文吉が、戦後、GHQの農地改革により土地、屋敷を奪われる事に。
しかし、文吉と担当官のラルフが同じペンシルバニア大学出身であった事から、特別な計らいで博物館として残される事になったという。
立派な建物だったし、貴重な展示物もあったし、団体客は日本人も中国人も居て賑わってました。
逸話も美談に聞こえるし、新潟の名所としては良いんじゃないでしょうか?
でも僕は別な事を考えてしまった。
陳列物の中には、文吉が金に物を言わせて集めた海外の貴重な文化財がずらり。
中国、インドの仏像。エジプトのミイラの仮面みたいなのもあったね。
文化人扱いされてたみたいだけど、小作人を搾取して集めた金でこういう物を集めて喜んでたのかと思うと、何だか悪趣味に思えた。
そして戦後、GHQによって、農地改革、女性への参政権付与などの民主化が行われた。
しかしその結果どうだろう?
現代においても、官民格差、派遣、非正規と言った、現代の地主対、小作人の様な上下関係、身分制度が相変わらず繰り返されているのではないだろうか?
人間はいつの時代になっても、支配して、されて。同じことを繰り返していくのかなと、ちょっと悲しくなった。
でも、これを変えられるのが、選挙なのかなと。
今の日本人は全然このシステムを上手く使えてないよね。
相変わらず何かくれる人を選んだり。
有名人を選んだり。
かと思えば、対立する方は極端すぎて応援しづらかったり。
まぁ、GHQの改革で、男女平等の普通選挙が実現したのが1946年なので、そう考えると、選挙の歴史は100年も経ってない。
だからまだよくわかってないし、使いこなせてないのかもしれない。
有権者の方も勉強しなきゃ。
そんな風に考えると、僕の活動も、今は中々理解されないけれど、大事なことなのかなと思ったりして。
まぁ、細々と続けます笑
最後に、「君子居中庸」というのが伊藤家の家訓らしいです。
意味は、立派な人は、右とか左とか極端にはならないものだと。そんな所でしょう。
僕も議員をやって、物事には常に両方の意見があるんだという事を学んだ。
伊藤家にはちょっと批判もしたけど、この教えは賛同する。
世の中の人がもっと学んで賢くなれば、また世の中も変わるかもしれないね。
※GHQの民主化が弱体化政策だという話もあるけどね笑
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