2007年の市議選において組織もお金もありませんでしたが、自転車選挙、選挙費用3万円で人口8万人の町で約1000票を獲得し、当選することが出来ました。
この作戦がどこでも通用するかは分かりませんが、後進の参考のために記しておきたいと思います。
若い世代の皆さん。恐れずにドンドン地方議会に立候補してください。
◆あしたのために(その1) ~ 状況を把握せよ
まずは以下の点を確認しましょう
・選挙資格の確認
・選挙日程の確認
・議員構成の確認
・選挙資格の確認
まず基本ですが年齢は25歳以上です。これは出ようと思う人は大体大丈夫でしょう。
次に公民権停止の欠格事項に該当していないかどうかですが、これも普通の人なら大丈夫でしょう。犯罪を犯したことがなければ大丈夫です。
最後に「立候補しようとしている地域に3か月以上居住しているかどうか」という条件ですが、2012年に「美人すぎる市議」として当選した立川明日香さんが「3か月以上の居住実態がなかった」として当選無効になってしまったという事件がありました。長年地元に住んでいる方は問題ありませんが、地元に戻って立候補する事を考えている方は注意してください。
・選挙日程の確認
これも基本中の基本ですが、日程を確認しましょう。ネットに出ている前回の選挙履歴からも計算できますが、地元の選挙管理委員会に問い合わせるとさらに確実でしょう。
ここで次の選挙までに出来る政治活動の期間を計算できます。1年以上あれば十分すぎるくらい、通常6か月あれば十分だと思います。私の場合は4か月ほどでしたが行けました。選挙までに何をするかは別の章でお話しします。
・議員構成の確認
現在の議員の構成を調べてください。ネットに掲載している自治体であればそれを見てもよいですが、一番のオススメは「選挙公報」と「候補者一覧を掲載した地元新聞」を入手する事です。選挙公報は選挙管理委員会、新聞は新聞社に問い合わせれば入手できると思います。これにより現在の議員の学歴、肩書、主張を知ることが出来るわけですが、これを見て「えっ!こんな人らが議員なの?!ほとんどが農家や自営業のおっさん、爺さん?!学歴は高卒ばっかりで中卒もいる?!主張してる政策もアホみたいなのばっかり?!これなら俺の方が絶対議員になっていい仕事できるじゃん!!」と思ったあなたは素質があります(笑)
田舎の地方議会のレベルの低さは本当に頭が痛くなるくらい大変な問題なのですが、これは後述したいと思います。今言えることは「若い優秀なあなたが議員になって変えてくれ」という事だけです。
さてこれら現在の議員の構成に加えて、可能であれば引退者情報、新規立候補者情報も入手するようにしてください。これらは不確実な情報ですが、やはり地元新聞などを見ておくと「今期限りでの引退を決めた」とか「新人の○○さん立候補に前向き」といった情報を得ることが出来ます。
さてこれら情報を収集した結果。
「あなたが一番若く、あなたが一番高学歴」であった場合、ほぼ当選は確実ではないかと思います。いくら政治に興味はないという住民でも「政治は若くてクリーンで能力があって熱意がある者に任せた方が良くなる」という事は分かっています。後はあなたの存在を分かってもらう事が仕事になります。
この段階で政党の公認や推薦を受けて立候補しようとする方はそれでも構いません。あとの選挙方針はすべて政党が決めてくれるでしょう。
それ以外の無所属として仲間と一緒に手作りで選挙に挑みたいという方はここからが本番です。
「選挙までにいったい何をしたらいいのか?」これは次回お話ししたいと思います。
※追記
すいません。文章で書こうと思いましたが、何故か映画化してしまいました笑
iTunes、Amazonで300円ぐらいでレンタルできるので見てください。
コメディタッチに脚色していますが、選挙部分はほほ実話です。
映画「ニート選挙」 http://neet.jpn.org/movie/
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